取材日記 Diary03-2

RanRan

#03 働くママを応援!

保育所・幼稚園・こども園 子どもを預けるならどこがいい?

【後編】

こんにちは、WebマガジンRanRunのランです。
厚生労働省が2022年9月に発表した「2021(令和3)年国民生活基礎調査の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa21/dl/12.pdfによると、「児童のいる世帯における母の仕事の状況をみると、「仕事あり」の割合は75.9%であり、上昇傾向となっている」とあります。つまり、子育て中のお母さんの4人に3人が子育てしながら働いているということになります。


園選びについて、アドバイスをいただけますか ―

 北区

見学に行くのがよいですね。子供を預けていなくても、園では様々なイベントを行ってくれるので、家に近い保育所を調べて参加してみるのもよいと思います。コロナ禍でもありますので、事前に園に連絡を入れるのを忘れないようにしてください。情報の入手については、東京都北区子育て支援サイト「きたハピ」などをご活用いただければと思います。


 石井園長

北区で幼稚園一覧のような物を作っています。区のHPでも直ぐにみつかります。今は幼稚園保育園探しのようなサイトがたくさんあります。そうしたサイトを利用されている人が多いみたいですね。
うちの園では、毎月1回、無料でプレ保育みたいなことをしています。幼稚園・こども園に入るいわゆる2歳のお子さんたちを招待して、製作や手遊びをやったり、夏の時期は温水プールで水遊びをしたりして、園の様子を実際に見てもらっています。
先週は違う園のイベントに行きましたという方もいらっしゃいます。

実際に通うのは子どもなので、プレ保育とか幼稚園が開催しているイベントなどに行ってみて、お子さんが行ってみたいと言うかどうかだと思います。
それからこれは私の持論ですが、掃除が行き届いている園に悪い園はないと思います。あとは、子どもに話しかけたら受け答えができる、例えばこちらから「こんにちは」と言ったら、「こんにちは」と返ってくる、そういうところには悪い園はないと思います。


石井園長

― 慣らし保育などはありますか 

慣らし保育は、幼稚園でやっています。約3週間、お弁当を食べないで帰ります。要は「自分のことは自分でやる」ことだけをとにかくやります。トイレに行くのも、お着替えするのもそうです。しかし、こども園ではやっていません。
うちの子ども園の場合、3歳から入園してくるので、大抵のお子さんが0歳1歳2歳と、ほかの保育所などで集団生活を経験しているため、比較的スムーズに適応していけます。



幼児教育・保育の無償化になりましたが、家計にかかる負担はどのくらいですか ―

内閣府の政策で、住民税非課税世帯の保育園の0歳から2歳児クラスまでの子どもたちの保育料が無料になっているほか、幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳児クラスの子どもたちについても無料もしくは負担軽減が図られています。

 北区

幼児教育・保育の無償化により、保育所では3歳児クラス以降は保育料(延長保育料を除く)が無償となります。北区は他の自治体に比べ手厚い支援が行えるよう取り組みを進めています。
幼稚園の場合は、保護者が一度月謝を支払って、後で区から補助金として返ってくることになります。(一部の園では、区が幼稚園に補助金を支払い、保護者が必要に応じて保育料と補助金との差額分だけを納める制度を導入しています)。入園料がかかりますが、これも入園祝い金という補助がありますので、ほぼ相殺されます。預かり保育についても無償化を使えるのですが、限度額を超えてしまうと、自己負担になります。


 石井園長

うちの園では入園料を頂いていますが、北区はとても手厚い行政のシステムがあって、入園料95,000円そのうち80,000円が区からキャッシュバックされます。実質15,000円になります。これは、こども園も同じです。
入園するにあたって学用品、園服、鞄、帽子などを全部そろえると、32,000円くらいかかります。
そのほか行事関係にかかる費用が、遠足の観光バスの料金とか、芋ほりの代金などがあります。



保護者とのコミュニケーションはどのように取っていますか ―

石井園長

連絡帳で保護者と交換日記をします。
バス通園のお子さんは、バス停で降りるときに「○○ちゃん、今日こんなことをしていました」などお話をします。直接玄関まで送迎される親御さんには、玄関でちょっと話をしたりもしています。
お休みの連絡や給食の注文などは、先生全員が持っている端末に、アプリから連絡が入ってくるようなシステムになっています。
延長保育で17時までお預かりする場合も、スマホでピッとやればその子が利用しますという情報が入ってきます。

― 当日の連絡で大丈夫なのですか 

 石井園長

そうです。普段お弁当を持たせているご家庭で、今日はお母さんの体調が悪くてお弁当を作れないという時も、朝8時半までに注文していただければ、その日の給食の注文はOKにしています。


― 入園してきたお子さんにどのような変化がありますか 

自分で自分のことをやるようになるということですね。
保育教育は集団生活のスタートです。0歳から保育所に通うお子さんは別として、3歳で初めて幼稚園に入ってくるお子さんは、今まで人にやってもらっていたことを自分でやらざるを得なくなるので、自立が促されます。靴を脱いで下駄箱にしまって履き替えるとか、トイレに自分で行ってお尻を拭くとか、手も自分で洗って拭くとか、基本的な自立がすごく促されます。
幼児期は「肌を離して手を離すな」という時期で、何でもやってあげる段階から、ちょっと自分でやらせる、自分のことは自分でしなさいねという段階です。ただもちろん幼児ですから、手を放してはいけない。子どもが「パパママ抱っこして」って言ったときには抱っこしてあげて欲しいです、
そこからちょっと、「あなたは自分でできるのよ」という風にしてあげないといけないのですが、なかなかうまくいかないお子さんが増えていますね。


― 小学校入学に向けた取り組みなどはありますか 

うちの園では週に1回、学習をやっています。30分ごとに、ひらがなワーク、お習字、英語と計90分。しっかりと椅子に座って、先生の話を聞いて、集中して課題に取り組むことをしています。それが小学校生活にスムーズに入っていくために必要だと思っています。「勉強は楽しいもの」と思って小学校に行って欲しいですね。


― 保護者向けのイベントや講座などは開催されていますか 

「子育て四訓」というプリントを子育てに関する座談会で資料として配布しています。
幼稚園の業界団体が主催する、たとえばひろみちお兄さん、体操のお兄さんが来てくれるイベントなどもあるので、保護者にお知らせをして希望があればという形でやっています。


― 幼稚園こども園の入園に当たって準備しておきたいことを教えてください。 

保護者の方がまずは「心構え」をしっかり持っておくことが大事だと思います。自立を促す場所だという認識ですね。


RanRan

住んでいる地域の制度を知っているのと知らないのでは、暮らしやすさが全く違ってきます。
自治体も幼稚園もデバイスのアプリを使って利用者とのコミュニケーションを取っていることもわかりました。

赤羽という街の安心して子育てしながら、楽しく仕事する暮らしがイメージできたのではないでしょうか。


皆さんの困りごとをお寄せください。

一緒に快適な人生を手にしていきましょう。

 協力
学校法人石井学園 赤羽幼稚園・赤羽こども園
園長
石井正邦 先生